--------- | アワガミに入ったきっかけはなんでしたか? |
國見さん | 県外の芸術文化短期大学に通っていた時に、プロダクトデザインを専攻していて家具などの デザインをしていました。 和紙を使ったベッドの横に置くナイトランプなどの作品を制作してたんですが、 その時にアワガミの和紙を使ってたんです。 その魅力に気づいて、それが地元で作られているものだと知って、 帰って和紙づくりに携わる仕事をしたいなと思って入りました。 |
--------- | 和紙を作っていて楽しいと思うのはどんな時ですか?。 |
國見さん | 長さ約1100〜1500mの和紙を機械で巻き取る作業をしていて、 ここで巻かれた紙は壁紙やふすまなどに使われています。 和紙が上手く巻けたときは、ロールの側面が綺麗に真っすぐピシッと決まるんです。 それを見たときは「よしっ!」って感じで、達成感がありますね。 最初は機械の不具合の修理や調整など解らないことだらけで上司に頼りっぱなしだったんですが、 2年目になって最近やっと自分で直せるようになったので、そういうところは嬉しいです。 |
--------- | 反対に、大変だと思うのはどんなことですか? |
國見さん | 専用の機械を使って巻き取りを行うんですが、同時に目視で汚れや異物が混じっていないか 検品も行っています。 出荷する前の最終段階なんで、気が抜けず集中力が必要ですね。 あと同じ和紙でもそれぞれの調子によってシワになることがあって、うまく巻き取れない場合もあるので、 そういう時は綺麗に巻けるようにその都度機械を微調整しています。 最初はブレーキの強さなどによってムラができていたケースも、 最近では納得できる仕上がりになってきています。 |
--------- | 今後の目標や夢があれば教えてください。 |
國見さん | もっと経験を積んで「あの紙のことは國見に聞けばいい」と言われるような存在になりたいです。 先輩にもそういうプロフェッショナルな方が多くいるので、私もあと2年後くらいには追い付きたいなと。 これからもがんばります! |